水曜日, 3月 14, 2007

寒さに葉っぱがちょい負け

ここのところ寒い日が続いて(といっても平年並だろうが...)、暖かい時にぐんぐん伸びた新芽はちょっとばかり寒い思いをしているようだ。よく、寒さに強い品種という話は出るが、寒さに新芽が強い品種かどうかは別の話だというのがわかってきた。霜や寒風に新芽がやられやすい品種と、そうでない品種があるようだ。
イングリッシュローズは結構寒さには強そうで、秋もかなり遅くまで花をつけているが、新芽の成長はどちらかというとゆっくり、パット・オースンチンは寒さで葉が縮れてしまっている。

一方、つるバラのホワイトストリームあたりはいたって元気。やはり照り葉系は寒さに強いようだ。照り葉系は病気や害虫にも一般的に強い。オールドローズには照り葉はないので、照り葉の性質はどこから出てきたのだろう。そうそう、テリハノイバラは原種だが照り葉である。ここが原点とは思えないが、照り葉の性質も気になるところである。
赤い新芽は赤い花、緑の新芽は白い花というのが原則だが、そうでないパターンをみつけた。ERのウィリアムシェークスピア2000は赤バラなのに新芽は黄緑なのである。逆にマーガレットメリルは白なのに赤い芽をしている。マチルダはほとんど白なピンクだけど、芽は赤。白系に赤はよくありそうだ。黄色系は黄緑系が多い気がするが、黄緑系は黒点病には弱い気がする。もっともグラハムトーマスは黄緑系の葉だが弱くはない。まあ、成育力で超越しているとも考えられないわけではない。
病気になりやすさは別の問題のようだが、葉の性質はみていて楽しい。